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【勉強】めんどくさがりなきみの文章教室:小説家について

めんどくさがりなきみの文章教室

こんにちは。satouと申します。

今回は「めんどくさがりなきみのための文章教室」の本を読んだのでそれについて記述していきます。

その中でも、小説家について書いてあったのでその事についてお伝えします。

関連して勉強していた記事は以下になります。

小説を書くのに必要な「たった1つのこと」とは?

小説を書くのに、一番大切なのもは、
「何がなんでも書きたい」という熱い気持ちである。
これがないと、何百枚もの原稿用紙を文字で埋めると言う作業に耐えることができない。

書きたいものがない場合は、アンテナの方向を変えてみよう。
どうして、自分は小説を書きたいと思ったのか?もう一度考えてみよう。

心が震える体験をすれば、「この気持ちを、他の人にもわかってもらいたい。誰かに伝えたい!」という熱い気持ちが生まれる。

・たくさんの人に出会い、話を聞く。
・自分と違う考えに触れ、考える。
・感動する体験を増やせば、その中から、このことを書きたいと言うものが見つかる。

好きな映画やドラマの感動ポイントを探そう

感動で心が震えたら、一度立ち止まって考えてみよう。
自分はどうして感動したのか?

感動した作品の、本質的な部分をみよう。

好きな作品のどんなところが好きか、考えてみよう。
・好きな作品についてどんなことを知っている?
・主人公はどんな人?
・それはいつどこで起こった?
・舞台はどこ?
・人に「この作品のどこが良いの?」って聞かれたらどう答える?

初めて小説を書くなら、自分を主人公にした方が良い理由

これは、「自分が主人公ならどうするか?」がわかりやすい点にあります。

そう考えると、物語が動き出す。
現実世界ではやりたくてもできないことも、物語の中なら実行することができる。

主人公が動き出すと、物語も動き出す。

主人公のプロフィールを考えよう

どんな小説を書きたいか、ジャンルと舞台を考えてみよう。

ジャンル

アクション、SF、オカルト・ホラー、恋愛、コメディ、学園、スポーツ、ファンタジー

舞台

日本、学校や家、会社、遊園地、自然、その他

主人公の設定を考えよう

名前:佐藤 悟
性別:男
年齢:14歳
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身長:164㎝
体重:53㎏
髪の長さ:短い
体型:痩せ型
家族構成:父、母、猫
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好きな食べ物:カレー
嫌いな食べ物:納豆
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苦手なこと:宿題
好きな色:赤
趣味:猫と遊ぶ
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頭の良さ:普通
運動神経:良い
習慣:朝のランニング
特技:リフティング
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性格:真面目で、融通が利かない
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その他:どんな校則でもきちんと守る。野球部所属。男の友達が多いがモテない。一番の悩みは、ニキビが多いこと。

サブキャラの設定も考えよう

・サブキャラは5人までが好ましい。
これは、あまりに多いと覚えきれなくなるためです。

鈴木 修:幼なじみ。小さい頃からの友達で、主人公の真面目さに呆れたり、すごいと思ったりする。

斎藤 哲也:主人公の考えが変わるきっかけになるキャラ。

原稿用紙10枚の「超短編」から始めよう

構成を考える

構成には「起承転結」「序破急」というものがある。

例)
起:探偵がいて依頼が来る
承:探偵が操作する
転:意外な真相に気付いたり解決する
結:解決してから

序:最初に事件の不思議さなどを書く
破:探偵の捜査で、どんどん事件を暴いていく
急:解決部分のクライマックスから結末の部分

・物語の最初は、物語の世界の説明や、主人公の紹介が良い。
これから、どういう世界で物語が進められるのか?
活躍するのは、どんな主人公か?
それらを書いておく。

引きつけるためには、インパクトが必要である

・一人称は、登場人物のひとりの視点で書く
・三人称は、登場人物以外の視点で書く。いわゆる「神の視点」の文章

人称を決めよう

一人称は、登場人物の視点

私には、〇〇という幼なじみがいる。
校則を守ることに命をかけている、変わったやつだ。

二人称は、読者の視点

あなたには、〇〇という幼なじみがいる。
校則を守ることに命をかけている、変わったやつだ。

三人称は、登場人物以外の視点。「神の視点」

△△には、〇〇という幼なじみがいる。
彼は校則を守ることに命をかけていて、△△は「変わったやつだ」と思っている。

構成を考えてみよう

起(状況説明)

・主人公が誰か、小説の世界がどんなところか、わかるように書く。

主人公は、今まで校則になんの疑問ももっていなかった。
だから、誰よりも真面目に決まりを守っていた。

承(主人公の思いや行動)

・「起(状況説明)」で考えたことのせいで、主人公に問題が起こる。
設定で決めた、性格や特技を踏まえながら、主人公を動かしてみよう。、

地毛が茶色なのに、校則を守るために黒髪に染めていた△△と出会う。
夏休み明けに地毛で登校したら、停学処分になってしまう。
それはおかしいと、主人公は考えを変える。

転(解決に向けて)

・今の状況を、なんとか解決しなければならない。
一番のクライマックス。
解決していくコツは、どうしてそんな状況になったかを考え、その理由に、いろんな理屈をつけること

生徒総会で校則を変えるために、仲間を集める。
先生や生徒会長を巻き込んで、地毛での登校を認める校則を作る。

結(解決して終わり)

・「結」では、状況をとおして、主人公の気持ちがどのように変わったのか、これからのことを書いていく。

校則が変わり、△△が地毛で投稿できる様になった。
主人公は校則をほどほどに守れる様になる。

書き出しが重要

・書き出しは、超重要!
インパクトのある書き出しで、読者の興味を引きつけないといけない。

・書き出しが気に入らなければ、何度でも書き直せば良い。
・いつでも書き直せば良い
・物語を書き終わってからでも、出だしを変更することはできる。

大事なのは、その書き出しに自分が納得すること。
ただ、書き出さないと始まらないので、とにかく書いてみよう。

目指すのは、1行目で「この先を読んでみたい」と思わせる書き出し。
それを見つけるまで何度でも書き直そう。

「わたしの学校にはこんな奇妙な校則がある。」など

物語を書こうとすると、自分の知識だけでは書けないことが多くある。
そんな時は資料を調べる。
詳しい人に取材をしたり、図書館やインターネットで資料を集めなければいけない。
また、常日頃から新聞や雑誌で気になる記事があったら、いつか使えるかもしれないと思って、スクラップしておくと良い。

インパクト抜群の「書き出し」ができる3つのルール

1.「どうして?」と思わせるような書き出し
書き出しは、「起承転結」の起(状況説明)部分に入る。
だから、インパクトがあって、主人公や小説の舞台がわかるとベストだ。

「メロスは激怒した」 太宰治『走れメロス』

2.主人公から始まる書き出し
書き出しだけで、主人公がわかる書き出し。

「吾輩は猫である。名前はまだ無い」 夏目漱石『吾輩は猫である』

3.小説の舞台が伝わる書き出し
短い分だけど、描写で想像できる。

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」 川端康成『雪国』

最後まで書き上げられる「魔法の言葉」!

書きかけの物語を、未完のまま放り出すと、癖になる。

何がなんでも、書き上げる習慣を身につけよう。

それでも書けなくなったら、
『いろいろあって、みんな幸せに暮らしました。』
という魔法の文をつけて、終わらせよう。

まとめ

今回は小説家について書いてみました。

物語を書くのにも、いろいろと準備や大事なことがあることがわかりました。

自分に小説家は無理かもしれないですが、少しずつでも読みやすい文章を届けていきたいと思います。